Web行動心理学研究所 - Powered by infodex co.

Web行動心理学研究所は、ディスプレイ広告のパフォーマンスを向上させるため、株式会社インフォデックスが外部有識者の皆さんと共に運営している研究チームです。 ユーザーがWeb広告と接触して反応する際の「行動心理」について、基礎的な研究やテスト配信に基づいたデータの蓄積~公開を行っています。 ブログでは、マーケティングや広告制作に活用できそうな行動心理の紹介や、行動心理を適用したバナーを実際に広告配信をして広告効果を検証したレポートなどを掲載しています。

移転しました。

約1秒後に自動的にリダイレクトします。

マーケティング戦略としてのデザイン-「流行色」でブランドメッセージを伝えよう

株式会社インフォデックス"

Webサイトをデザインするときの重要な要素のひとつに「色」があります。
「色」にはイメージがあり、そのイメージによって人の感情に訴えかけることができます。また同時に、人々も心理的に「色」を求めています。「色」から元気をもらいたい、幸せを感じたいと期待して、好きな「色」を選んでいるのです。

ところで、色には個人が好む色だけでなく、時代が好む色もあります。それが「流行色」といわれるものです。Webサイトを制作する際に流行色を意識することで、社会全体に受け入れられやすく、メッセージがパワフルに伝わるデザインが実現できるでしょう。

時代に合った色とは?人が「色」に求める思い

東日本大震災、熊本地震、海外テロのニュースなど、予測のつかない出来事が次々と起こる現代。大きな出来事が起こるたび、人々の気持ちや価値観は揺れ動くものです。

こうした社会の変化によって、人々が「色」に求める思いも変化していきます。では、どんな色が人気を集め、その年の流行色になるのでしょうか。


カラートレンドを決定するのは、「時代」「モノ」「人」の3つの要素だといわれています。「人」や「モノ」は、「時代のテーマ」と、どのような関係性を築いていくことが理想的だろうかと考えてみてください。例えば、時代が「経済情勢や社会状況が不安定」とします。

そんな時代に対して人はどう感じるかといえば、「日本全体を元気にしたい」「不安な状況から解放されたい、早く安心したい」などの思いが浮かび上がってきます。そこで、人々が注目するのは、「元気や安心を与えてくれるメッセージ」を発信しているモノや企業です。そして、そんなメッセージを瞬時に伝えるのが「色」なのです。

流行色の背後にある人々の心理

流行とは移ろいやすいものなので意識しても仕方がないと思う人もいるかもしれません。しかし、流行を意識することは、人々の心理の変化を把握することにつながります。

「色」にも流行がある、ということは、人々の心理が「色」に反映されているということ。過去の流行色を見ると、その時代の人々の価値観が見えてきます。参考にいくつか例を見てみましょう。

1960年代初頭

1960年代初頭を代表する流行色にピンクがあります。東京オリンピック前夜のこの時代は、成長、夢、発展を志向しており、夢・都会・軽さ・楽しさといったイメージをもつピンクが好まれました。

高度経済成長の末期

1970年代といえば高度経済成長の末期、オイルショックが起きて人々の意識は変化します。使い捨て志向から、質素・健康・自然志向へ。色彩志向もオフホワイトやベージュなどのナチュラルカラー、ブラウンやカーキ、オリーブ系などアースカラーが主流となっていきました。

バブル景気の時代

1980年代は、バブル景気とテクノブームを背景に、白、黒、グレーなどモノトーンが流行。洗練されたデザインや色使いに注目が集まりました。

2011~12年の秋冬

東日本大震災後の2011~12年の秋冬、日本流行色協会が発表したトレンドカラーは、「心と心をつなぐピンク」「未来を照らす『光』のような黄色と白」「浄化力のある青と緑」でした。実際、場や気分を明るくする色、活力や癒しを得られる色への人々の期待は高まりました。意識してそのような色を選び、メッセージを込めて発信した企業やブランドが共感を集めたとされています。

ユーザーの心理に応えるメッセージカラーを見つけよう

株式会社インフォデックス"

ユーザーとのコミュニケーションに色の力を活用しない手はありません。現代のインターネットユーザーは、単に情報を集めているだけではなく、画面から活力や元気、癒やしや人とのつながりを感じたいと望んでいるものです。

とはいえ、Webデザインに、ただ「流行色」を使えばそれでよい、ということでもありません。ここで大切なのは、メッセージと色が一体化していること、違和感がないことです。


まず、ユーザーの心理を想像し、彼らの期待に応えるためにどんなメッセージが発信できるかを考えてみましょう。そのメッセージを表現するのにふさわしい色はどんな色でしょうか。

色を通じて発信したメッセージが人々の心に響いたとき、その色はブランドカラーとして認知され、ファンやリピーターを拡大していくのではないでしょうか。



・参考
「売れる色はこう決める! カラーマーケティング50選」 日経デザイン編/日経BP社
「心をつかむ色とデザイン」 松本英恵著/日本能率協会マネジメントセンター
一般社団法人 日本流行色協会

Web行動心理学研究所 COPYRIGHT ©infodex CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED. http://www.infodex.co.jp/