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Web行動心理学研究所は、ディスプレイ広告のパフォーマンスを向上させるため、株式会社インフォデックスが外部有識者の皆さんと共に運営している研究チームです。 ユーザーがWeb広告と接触して反応する際の「行動心理」について、基礎的な研究やテスト配信に基づいたデータの蓄積~公開を行っています。 ブログでは、マーケティングや広告制作に活用できそうな行動心理の紹介や、行動心理を適用したバナーを実際に広告配信をして広告効果を検証したレポートなどを掲載しています。

初訪問のユーザーに信頼してもらえるWebデザインとは?メラビアンの法則から導き出した8つのポイント


株式会社インフォデックス"

今回は、第一印象の好感度をあげたいときによく使われる「メラビアンの法則」に則って、信頼されるWebデザインのポイントをご紹介します。
初めて訪れたサイトを「また再訪したい」とか「ブックマークに登録しよう」と自然に思うのはどんなサイトなのでしょうか。

要約文:

Webサイトに一貫性があり、かつ興味を感じたら、ユーザーは作られた導線にすんなり従っていくもの。一度安心すると、また来訪したくなるものです。初訪問の段階でそこまで印象を残すには、ユーザーの立場にたって見た目(デザイン)と中身(コンテンツ)を統一してアピールすることが大事。

「メラビアンの法則」とは

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「メラビアンの法則」とは、アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが提唱した理論で、人が初対面の相手の話を受け入れるまでには「4つの壁」がある、と発表したものです。その4つの壁とは、以下の通り。

  • 第一の壁「表情・服装」
  • 第二の壁「態度・しぐさ」
  • 第三の壁「言葉づかい」
  • 第四の壁「話の内容」

初対面で話の内容を受け入れてもらうには、第一の壁から第四の壁まですべてクリアせよ、ということ。それは大変! と思うかもしれませんが、逆にいえば、この壁さえ越えれば話を信頼してもらえるということです。では、この4つの壁をWebサイトに置き換えてみましょう。

  • 第一の壁「デザインの見た目・雰囲気」
  • 第二の壁「Web構成・バナー配置・キャッチコピー」
  • 第三の壁「説明コピー・文字の大きさ・フォント」
  • 第四の壁「コンテンツ・商品・サービス内容・提案」

この4つの項目を順に整えていく、ということを意識してください。デザイン・コピー・コンテンツに「一貫性」はあるか?

初対面の人に会う時、人は本能的に警戒するものですが、それはWebサイトの場合も同じ。「どんなサイトかわかりにくい」、「ここで買い物するのは不安」と思うと人は去っていきます。ですが、「ここは安心、信頼できる、興味深い」と思えば再訪したくなりますね。



では、初訪問のユーザーに信頼され、手を止めてもらうにはどうすればいいのでしょうか。重要なのは、Webサイト全体を、4つの壁順に「統一感」を持たせることです。つまり、見た目(デザイン)から中身(コンテンツ)まで「矛盾がないこと」です。

人は、矛盾する相手をすんなり信じることができません。例えば、ムッと怒った顔で「好きだ」と言われても、信じられないものです。Webサイトも同様。バーゲンセール風デザインで「高級品」を紹介されても安物に見えてしまうでしょう。矛盾した場合は、見た目が勝ちます。
「デザイン(見た目)」と「コンテンツ(内容)」が統一していることで、ユーザーは安心してコンテンツにのめり込め、誘導にも自然と従えるのです。

「メラビアンの4つの壁」順にイメージを統一させる

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それでは、「メラビアンの法則」に則ってWebデザインするための8つのチェックポイントを見ていきましょう。

1:その専門分野や業界らしい雰囲気である。(第1の壁)
例えば、美容業界なら女性が好むエレガントな雰囲気。雑貨なら掘り出し物がありそうな楽しい雰囲気。その業界やSHOPらしさを演出しましょう。

2:価格帯やポジションに合った色使い・スタイルである。(第1の壁)
高級品には高級ショップの色使いがあり、ディスカウント品には楽しさやお得感を感じさせる色使いがあります。カラーを決めて統一感を出すことでポジションが決まり、より安心を与えます。

3:ユーザーを迷子にさせない配置・構成である。(第2の壁)
どこを見ればいいかわからない、クリックすると元のページに戻れない、などのストレスがあると、ユーザーは迷子になってしまいます。ページ構成は定番どおり、バナー広告は大きな文字でメリハリをつけると親切です。

4:ターゲットの心をつかむキャッチコピーである。(第2の壁)
キャッチコピーはこのサイトがどんなスタンスで何を提案しているのか、が伝わるところ。ユーザーと何をフックにつながりたいか、軸を定めて発信しましょう。

5:ターゲット層に合った言葉使い・コピー量である。(第3の壁)
内容の前に言い方や見せ方が大事。親切・丁寧が売りなら、きめ細かな説明を。スピード重視なら、端的に勢いよく。ユーザーをスムーズに引っ張っていくポイントです。

6:ユーザーのニーズに合わせて導線を引いている。(第3の壁)
ユーザーはいったん信頼したサイトには気持ちよく誘導してほしい、と思っているもの。ユーザーを迷わせず、ニーズやタイプに沿った導線を引きましょう。

7:自己紹介し、会社の理念を語っている。(第4の壁)
どんな理念でWebサイトを運営しているのか、顔が見えるメッセージを書きましょう。長期にわたるファンになってもらいやすいのがこの部分。デジタルな世界だからこそ、アナログなメッセージを!

8:最終的にユーザーにとってほしい行動を提示する。(第4の壁)
訪れたユーザーに、最終的に「購入してほしいのか」、「会員登録してほしいのか」、「アンケートを記入してほしいのか」などハッキリ提示し、促しましょう。

ユーザーの直感レスポンスは「統一感」がカギ。

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メラビアンの法則は、よく「人は見た目」で判断する、と言いたいときに使われますが、それは正確な理解ではありません。「見た目」だけでなく、中身との矛盾がないかを人は見ている、ということが重要なのです。特にネットユーザーは直感的。パッと見た瞬間で伝わる「統一感」を目指しましょう。

参考: 自分の第一印象をコントロールするための法則とは? | 資格のキャリカレ