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Web行動心理学研究所 - Powered by infodex co.

Web行動心理学研究所は、ディスプレイ広告のパフォーマンスを向上させるため、株式会社インフォデックスが外部有識者の皆さんと共に運営している研究チームです。 ユーザーがWeb広告と接触して反応する際の「行動心理」について、基礎的な研究やテスト配信に基づいたデータの蓄積~公開を行っています。 ブログでは、マーケティングや広告制作に活用できそうな行動心理の紹介や、行動心理を適用したバナーを実際に広告配信をして広告効果を検証したレポートなどを掲載しています。

「快と不快」で人は動く!類型論タイプ別、アピール方法の使い分け方。

ユング心理学 お役立ち

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人間を「心の動き」で分類するユングの類型論。この類型論をWebサイトでのコミュニケーションに活かすには、どうすればいいでしょうか。

類型論にある「タイプによって重視するものが異なる」は、広告メッセージや商品アピールの内容でいうと、「刺さる」ポイントが異なるということ。そのポイントをうまく突くことがいい反応を得るコツです。

要するに

商品アピールの方法は、タイプによって重視する要素が異なるので、アプローチを変える必要がある。ユングの類型論各タイプをもとに、それぞれが「快」を感じやすい方法を組み込むことで、反応をあげるコツをご紹介。

「快・不快」の原則。人はやっぱり「快」が好き。

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今回は、ユングの類型論に人間の行動原則を組み合わせてみましょう。人は、本能的に「快を求めて、不快を避ける」ように行動します。

もちろん何に「快」を感じるは、人それぞれ。年齢や性別、趣味嗜好によって異なります。ここではそういった対象物ではなく、購入活動や選択行動を起こすとき、どんな情報を求め、どんな情報に「快」を感じて行動に移すのかを、タイプ別にご紹介します。

【思考タイプ】論理整合性のとれたメッセージでメリットを伝える

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「思考タイプ」は、物事を常に理屈で捉えようとします。つまり、きちんと自分で考えてから行動に出ることが多いタイプ。自分の頭の中に、論理的で合理的な図式ができあがり、結論に達することが大事なのです。その思考の道のりをとても重視します。

したがって、Web広告でのアピールは、論理整合性のとれた説明やメッセージが不可欠。論理的なものに「快」を感じ、論理矛盾や不整合性なものには「不快」を感じます。このタイプのユーザーに商品やサービスを伝える時は、消費者にとってのメリット・デメリットを隠すことなく表に出しつつ、整合性のとれた説明を入れることが大切です。

【感情タイプ】感性を刺激するビジュアルやストーリーでアピール

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「感情タイプ」は、主観的です。客観的で知的な判断ではなく、自身の好き・嫌い、いい感じ・イヤな感じなど、主観的な感情に従って行動します。とはいっても、一般に広く好まれるものを好み、「良い」「素晴らしい」と感じる感性の持ち主なので、ポジティブなイメージは外さないようにしましょう。

Webデザインはセンスよく。商品をアピールする時も、それに付随する美しいアートやビジュアル、感動のストーリーで感性を刺激しましょう。その商品やサービスによって得られるポジティブな感情、例えば、楽しさ、喜び、愛情、癒し、勇気、絆、安心など「快」を感じてもらう演出がおススメです。

【感覚タイプ】リアルな事例紹介やお試し体験を提供する

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「感覚タイプ」は、客観的事実を大切にし、外からの刺激に対して反応するリアリストです。事実を事実のままに受け取り、その蓄積から判断することが多いはず。このタイプにWebサイトや商品を印象づけたいなら、五感を刺激する要素は不可欠です。

ですので、一方的に説明で伝えるより、試着、試食、試乗など、実際に体験をしてもらう機会を与えるほうが効果的。トライアル製品を配る、動画を見せる、類似製品と比較実証するなどの機会を設けましょう。受け止め方には個人差がありますが、体験したことを本人が「快」と感じれば、強い動機になるでしょう。

【直感タイプ】商品開発の理念や経営哲学などビジョンを語る

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「直感タイプ」は、目の前の事物そのものより、背後にある可能性を知覚するタイプです。そして、その知覚プロセスは本人もわからない、という不思議系。現実的なメリットよりも、未来の可能性や良いアイデアに向かって行動します。

ですので、自社サイトや商品をアピールする時には、なぜその商品やサービスが生まれたのか、どのような哲学や理念があり、未来にどんな可能性があるのかなど、その背景にある情報を伝えていきましょう。商品の効果効能だけでなく、使い道の広がりや社会への影響など、視野の広いメリットを伝えていくことが効果的です。その情報に対して「快」を感じることが、購入動機になるタイプです。

まとめ



4タイプそれぞれが求める情報や、「快」を感じる経験ごとに、コミュニケーションの仕方をどう変化させればいいかご紹介しました。なお、アピール材料を偏らせず、4つの要素を全て取り入れることで、全タイプに訴求することも可能ですが、あまり欲張らないほうがいいかもしれません。クリエイティブ戦略を考える時は、ターゲットを明確にするのが基本。自分たちが狙うターゲットが、どのタイプに当てはまるかをまず考えてみることをおすすめします。

参考:ユング心理学入門 河合隼雄著

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