読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Web行動心理学研究所 - Powered by infodex co.

Web行動心理学研究所は、ディスプレイ広告のパフォーマンスを向上させるため、株式会社インフォデックスが外部有識者の皆さんと共に運営している研究チームです。 ユーザーがWeb広告と接触して反応する際の「行動心理」について、基礎的な研究やテスト配信に基づいたデータの蓄積~公開を行っています。 ブログでは、マーケティングや広告制作に活用できそうな行動心理の紹介や、行動心理を適用したバナーを実際に広告配信をして広告効果を検証したレポートなどを掲載しています。

【ストループ効果】気付かないうちに陥っている!?表現に明確な整合性を持たせることで集客がUP!

行動心理

【ストループ効果】気付かないうちに陥っている!?表現に明確な整合性を持たせることで集客がUP!

商品のメリットを表現する場合、例えば、人気の商品には「大人気」などのメッセージに長蛇の列のイメージ画像を挿入して見せたりしますね。この時「文字と画像」の情報に整合性があることによって、商品のメリットを理解しやすくなりますね。

これが知らないうちに情報が混同し、情報と情報に整合性がとれていないことがあるようです。これが「ストループ効果」に陥る入口で、商品のメリットを伝えれていないかもしれません。

ストループ効果とは?

ストループ効果とは「文字の意味」と「文字色」のように同時に目にするふたつの情報が干渉しあう現象です。色情報と文字情報が脳内で葛藤を起こすことが混乱の原因です。意味の異なる刺激が同時に呈示されると、刺激に反応するまでに時間が多くかかる現象のことを指します。

ストループ効果の例

1935年に心理学者ジョン・ストループによって報告されたことから、この名前がつきました。具体的な実験内容をご覧ください。

第一問

4つの漢字が4つの色で書かれています。 それぞれの漢字の色を左から順に声に出して答えてください。

f:id:web_bp_lab:20160722134320p:plain

こちらは簡単ですね。誰でも答えられると思います。

第二問

次はこちらでさっきと同じことをしてみます。 それぞれの漢字の色を左から順に声に出して答えてください。

f:id:web_bp_lab:20160722134326p:plain

どうでしょうか? すんなり答えられましたか?
これは、ストループ効果を体感していただくのに一番わかりやすい実験です。

一見簡単そうに見えますが、色の情報が邪魔をして、「赤」を「あか」とすんなり呼べないのを体感してもらえたと思います。文字の意味と文字の色という2つの刺激が同時に入ってきて、お互いに干渉しあうので、脳内での情報処理に時間がかかるのです。

逆ストループ効果も体感してみましょう

第三問

それぞれ文字が表す色を、下のカラーパッチから選びアルファベットで答えてください。

f:id:web_bp_lab:20160722134331p:plain

これも簡単ですよね。サラッと答えがでたのではないでしょうか? では、逆ストループ効果を体感していただく次の質問です。

第四問

f:id:web_bp_lab:20160722134339p:plain

第二問は文字意味が文字色を干渉しましたが、今度は文字色が文字意味の認知を干渉しているので、第二問と逆になるので「逆ストループ効果」と呼ばれています。

f:id:web_bp_lab:20160721162806j:plain

ストループ効果を活用するには?

ストループ効果は「活かす」というより「陥らないようにする」というのがポイントです。

例えば「大人気!1,000人参加の殿堂入りのセミナー」と謳ってるのに、セミナー風景が10人ほどのスカスカの写真では意味がないです。アングルに気をつけて満員のように見せましょう。


「大自然と絶景が魅力!」と見出しに書いてのに、旅館のホームページには宴会や団体旅行の写真しか掲載してない。これでは見出しと写真に整合性がありません。


「和気あいあいの職場」をアピールしたいのに、デスクに向かって真剣に仕事をしている写真を掲載している。 これらの違和感はストレスとなり、整合性の取れていない情報を相手に与えてしまうと、話を聞いてもらえなくなる要因になります。


上記の文字情報と色情報が干渉し合って答えがでにくくなる状況ですね。 細かいところでも、これら整合性の不一致はあるものです。


「人気記事ランキング」というの項目なのに、第1位の記事の閲覧数が10~20pvしかない。これじゃ見ないですよね。


「夏休み観光地特集」と銘打ってあるのに、観光地の記事が3~4記事しかない。
電話番号が書いてあるのにその隣にメールのマークがついているようなわかりづらい表記などです。


このようにユーザーに情報の混乱をさせてしまう見せ方をしてしますと、閲覧者がストループ効果に陥ってしまう可能性が高く、離脱の原因となるかもしれません。

検索方法は出来る限り見やすくシンプルにわかりやすく作ることを心がけましょう。全体的な色や調和にも配慮したサイトを意識するといいですね。

ストループ効果に陥っている具体例と改善方法

サイトや広告を作っている方なら一度立ち止まって考えてみるのいいかもしれませんね。案外、ストループ効果に陥っているケースもあるかもしれませんよ。

例えば、WEBやチラシでこんな感じの案内を見たことはありませんか?

スライド1

電話での申し込みを訴求しているのに電話番号が小さくわかりにくいですね。これではストループ効果で脳は混乱してしまう可能性があります。

スライド2

これだと違和感なくなりますね。さらに定休日や営業時間を入れ親切な案内にしてあげましょう。

スライド3
一番最初に物に比べるとかなりわかりやすくなったと思います。

まとめ

普段何気ないようなところにも、ストループ効果に陥っている可能性があります。 ストループ効果は「活かす」というより「陥らないようにする」というのがポイントです。

「わかりにくい文字や色」を使わなかったり、混乱するデザインにはしないように心掛けていきたいですね。

Web行動心理学研究所 COPYRIGHT ©infodex CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.     http://www.infodex.co.jp