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Web行動心理学研究所 - Powered by infodex co.

Web行動心理学研究所は、ディスプレイ広告のパフォーマンスを向上させるため、株式会社インフォデックスが外部有識者の皆さんと共に運営している研究チームです。 ユーザーがWeb広告と接触して反応する際の「行動心理」について、基礎的な研究やテスト配信に基づいたデータの蓄積~公開を行っています。 ブログでは、マーケティングや広告制作に活用できそうな行動心理の紹介や、行動心理を適用したバナーを実際に広告配信をして広告効果を検証したレポートなどを掲載しています。

【バーナム効果】曖昧な表現は、何事も「自分ゴト」にしてしまう

行動心理

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突然ですがあなたの性格をズバリ診断します。
もちろんあなたとは面識がありません。さて、いかがでしょうか?



あなたはこんな人!

  • ある程度幸せな人生を歩みたい。
  • まあまあ、我慢強い方だと思う。
  • なるべく人から嫌われたくない。
  • 基本的には社交的だけど、1人の時間も大切にしたい。
  • 自信が無い方だけど、やるときはやる。


「あれ?意外と当てはまるな」とお感じの方は多いのではないでしょうか?実はこれ、「バーナム効果」を用いた性格診断なのです。

バーナム効果とは

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バーナム効果は、1956年にアメリカの心理学者ポール・ミール(P.E.Meehl)が、興行師P・T・バーナムの"we've got something for everyone"(誰にでも当てはまる要点というものがある)という言葉に因んで名付けられました。

誰にでも当てはまる様な曖昧かつ一般的な内容を「自分に当てはまる!」と捉えてしまう心理現象です。例としては、占い師から「あなた、何か悩みがありますね?」とか「いま人生の岐路に立っているのでは?」なんて言われ、「すごい!当たってる…」と感じたことはありませんか?これは、往々にしてバーナム効果を上手く使われているからになります。

先ほどの診断も曖昧で誰にでも当てはまるような内容ですが、読んでいくうちに何となく当てはまっていくように自分で考えてしまっていませんでしたか?

この傾向は、耳に心地よい内容であれば特に傾向が強くなると言われています。

バナーナム効果を活用して広告を上げる。

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SNSの広告やネイティブアドが主流になりつつある現在、スムーズにユーザーを誘導するのには「自分ゴト化」してもらうのが有効な手段です。

今回ご紹介したバーナム効果は、上手く活用すれば非常に簡単に狙った相手に「自分ゴト化」をさせることができる心理効果だと考えています。

いくつかバーナム効果を適用したコピーを作ってみましたので、参考までにご紹介いたします。

【例1:保険】
「もっと自分に合った保険が・・」とお感じでは?

掛け金や補償内容など、加入中の保険には何らかの疑問や懸念がつきまとうもの。 「もっと自分に合った」という曖昧な表現で、多くの人のそうした意識を顕在化させます。

【例2:クレジットカード】
そろそろ、一流の証になる「切り札」を。

今日でも明日でもずっと先でもなく「そろそろ」と言われると、 「自分にとっていまがその時期かも」という気がしてきませんか?

【例3:転職情報サービス】
仕事の悩み、いろいろあるでしょ?

人間関係だったり、待遇のことだったり、仕事の悩みは誰でも一つや二つはあるもの。 そこを曖昧にしつつ、「もっと自分に適した仕事や職場を見つけたい」という 気持ちをくすぐります。

【例4:ダイエットサプリ】
何をやっても、痩せられないあなたへ

ダイエットの方法はさまざまですが、「何をやっても」という曖昧な表現でたくさんの人に「私のことだ」と感じさせる効果を狙います。
コピー5:栄養ドリンク時々、わけもなく疲れを感じませんか?誰でも「疲れた」と感じることはありますが、「時々」と「わけもなく」という ダブルの曖昧な表現で、万人に当てはまるコピーに仕立てます。


著:Web行動心理学研究所 諸永


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