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Web行動心理学研究所 - Powered by infodex co.

Web行動心理学研究所は、ディスプレイ広告のパフォーマンスを向上させるため、株式会社インフォデックスが外部有識者の皆さんと共に運営している研究チームです。 ユーザーがWeb広告と接触して反応する際の「行動心理」について、基礎的な研究やテスト配信に基づいたデータの蓄積~公開を行っています。 ブログでは、マーケティングや広告制作に活用できそうな行動心理の紹介や、行動心理を適用したバナーを実際に広告配信をして広告効果を検証したレポートなどを掲載しています。

【バンドワゴン効果】行列がある店=美味しいお店だと思っていませんか?

行動心理

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いつもご覧いただきましてありがとうございます。担当の諸永です。
「知らない作家の小説なのに、「100万部突破!」という帯を見て興味を持った」、「いつも行列ができているラーメン屋さんが気になって、自分も並んでしまった」
といった経験はありませんか?これも心理学で説明ができる行動なんですよ。今回は、誰もが気付かないうちに影響を受けているこの効果の活用法について考えてみましょう。

バンドワゴン効果とは?

ある製品・サービスを消費する人が多ければ多いほど、顧客がその製品・サービスによって得る満足・安心感が増加する効果を「バンドワゴン効果」と言います。群集心理における同調現象の1つですね。流行しているという空気を醸成することによって、その製品・サービスへの支持が一層強くなります。「人気があるから自分にとっても良いものに違いない」「みんなが利用しているから安心だ」と感じてしまうのです。

先程挙げた例は、「たくさんの人が買っているのだから、面白い小説なんだろう」「たくさんの人が並んでまで食べたいと思っているのだから、きっと美味しいラーメンなんだろう」と感じていると言えます。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という心理などはバンドワゴン効果の最たるものだと言えるかもしれません。逆に、待合室が空っぽの歯医者さんやお客さんの姿が見えない美容院に入るのって、少し不安ですよね。

このバンドワゴン効果は、マーケティングにも頻繁に利用されています。「今年度売上No.1!」「販売数◯◯◯台突破!」「当店人気No.1!」などといったコピーは基本中の基本。スーパーでは詰め放題などの目玉商品を入口付近に配置し、そこにできる人だかりでさらにお客さんを呼び込みます。出荷数を絞り、あえて在庫不足の状況を作り出すおもちゃやゲームなどもありました。

ただし、やりすぎたり嘘をついたりするのは当然ながらマイナス効果。比較サイトでクチコミ件数を増やすためのサクラや、ブログや掲示板で意図的な発言を繰り返すステマ(ステルスマーケティング)などがその代表例です。

そんな絶大な影響力を発揮するバンドワゴン効果、Web広告ではどのように活用されているのでしょうか。

バンドワゴン効果のWeb広告活用例

【例1:携帯通信キャリア】
契約数純増No.1! 選ぶなら、選ばれているケータイを

かなり使われている表現なので、みなさんも目にしたことがあるはず。「顧客満足度No.1」「利用者数No.1」など、各社工夫を凝らして自社がナンバーワンになる指標をアピールしています。契約後も「みんなが選んだものを使っているんだ」という安心感を持ち続ける効果もあります。

【例2:チャリティ】】
現在の募金総額9,999,999円 あなたのクリックが世界を救う

企業のCSR活動などで行われるワンクリック募金。実際に集まった金額を見たら「善意の人がこんなにたくさんいるんだ!よし、自分も!」と背中を押されてしまう人や、「募金するのが当たり前、してない自分はケチなのかも…」と募金してしまう人がいそうです。

【例3:美容液】
初めて使った人の90%が「続けたい」と回答

当然ながら、自分にとっての使い心地は自分で使ってみなければわからないのですが、圧倒的な支持率を見ると「自分にとっても良いかも」と思い、安心してしまうものです。

【例4:アウトレットモール】
入場を待ちきれない方は、電車・バスをご利用ください

アウトレットモールの広い駐車場に入りきれないほど車が集まり大行列ができる…という人気ぶりを巧みにイメージさせるコピーです。

【例5:分譲マンション】
即日完売御礼。姉妹物件も、まもなく申込受付スタート!

「それほど人気のマンションならぜひ購入したい」という消費者心理を煽る戦法。姉妹物件も同じ条件が揃っているという保証はないんですけどねえ…。

まとめ

あらゆる場面で活用されているバンドワゴン効果、いかがだったでしょうか。活用するためには、まずは実績やデータを作らなければなりません。

商材の魅力を上手く表すような指標を設定したり、アンケートの取り方を変えてみるなど、工夫次第で様々な使い方ができる効果だなと思いました。また効果検証を行いましたら結果をご報告いたします。


著:Web行動心理学研究所 諸永

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