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Web行動心理学研究所 - Powered by infodex co.

Web行動心理学研究所は、ディスプレイ広告のパフォーマンスを向上させるため、株式会社インフォデックスが外部有識者の皆さんと共に運営している研究チームです。 ユーザーがWeb広告と接触して反応する際の「行動心理」について、基礎的な研究やテスト配信に基づいたデータの蓄積~公開を行っています。 ブログでは、マーケティングや広告制作に活用できそうな行動心理の紹介や、行動心理を適用したバナーを実際に広告配信をして広告効果を検証したレポートなどを掲載しています。

【ザイオンス効果】メルマガが何回も送られてくる理由?

行動心理

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最近、近所にできたインドカレー屋さんに行ってきました。きっかけは、毎日駅前でインドの方が配っていたチラシ。
最初は全くインド料理には興味がなかったのですが、毎日毎日見ているうちになんとなく気になってきて、次第にチラシを配っている方に「毎日がんばってるな〜」と好感を抱きはじめ、最終的にはお店にまで行ってしまいました…

この様に、何度か接触するにつれ次第に好感や親近感が増し、最終的にはお店に行ってしまった、または何かに申し込んだ経験というのはございませんか?
今回は、そんな相手との接触回数にまつわる心理効果「ザイオンス効果」をご紹介したいと思います。

馴染みのある言葉ではございませんが、生活やマーケティングなど様々な場面で活用されていますので是非ご一読ください。

ザイオンス効果とは

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接触回数が増えるにつれて、親近感や好意度が増していく現象のことです。よく例として出されるのが、セールスマン。しつこいセールスマンを最初は邪険に扱っていたけれど、いつからか世間話をするようになり、そのうち信頼関係が生まれて商品を購入した、という例です。

そもそも全く興味のない商品や、セールスマンの技量に問題がある場合は別の話となりますが、相手との接触回数は目標を達成する上で重要な要素になる、ということです。もちろん、これはセールスマンだけでなく広告手法としても有効です。

例えば、あなたがビールを買いに行くとき、たくさんあるビールの中から購入するビールをどのように選びますか?価格やパッケージなどいくつか理由があると思いますが、テレビでよくCMを見かけたビールをついつい選んでしまったことはないでしょうか。それは、何度もCMを見たことでザイオンス効果が働き、そのビールへの親近感や好意度が他のビールより高くなっていたからだと考えられます。

Web広告領域では、ECサイトなどが行っている「ステップメール」が代表的な例として挙げられます。

Web広告領域での活用

具体的に、ザイオンス効果を活用しているステップメールを見てみましょう。


  • ステップ1:注文のお礼
    「ご注文いただきまして、ありがとうございました」
  • ステップ2:商品発送
    「商品を発送させていただきました」
  • ステップ3:クーポン
    「初めてご利用いただいたお客様限定で、割引クーポンを差し上げます」

注文と商品発送の間が開きすぎる場合は別ですが、注文を受けてすぐ発送するような場合は、注文のお礼と商品発送は同じメールでも事足りる場合も多いでしょう。また、クーポンを商品発送メールにつけることも可能です。

なぜわざわざ手間をかけてまで何度もメールをするのか?それは段階的にメールを送ることで接触回数を増やしてザイオンス効果を生み出し、リピーターになってほしいからです。

この他、リターゲティング広告にもザイオンス効果が活用されています。一度サイトを訪問したユーザーを追跡した方が効率的だというのももちろんありますが、訪問後もサイトの情報に何度も接することでザイオンス効果が働き、親近感や好意度のUPが期待できるのです。

まとめ

接触回数が増えるにつれて親近感や好意度が増していく現象「ザイオンス効果」は、Web広告にもバッチリ利用可能でしたね!

ただ、接触する回数や広告の内容によっては逆効果になる可能性もあります。何でもいいから何度もみてもらおう、というのではダメなんですよね。

それならばどんな広告がいいのか?今後もWeb行動心理学研究所で様々な手法を研究し、こちらで発表していきたいと思います。


著:Web行動心理学研究所 諸永


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